2011-01-01から1年間の記事一覧

アルザ尾瀬の郷

先日の会津駒山行の後、檜枝岐の温泉「アルザ尾瀬の郷」に 立ち寄り、山行の疲れを癒して来ました。お風呂は露天風呂で、ジャグーの様な泡風呂と打たせ湯、 寝湯等のある露天風呂。個人的には打たせ湯が、ザックを 背負って疲れた肩に心地よかったです。目の…

秋の会津駒

先日、紅葉の見頃と思われる、秋の会津駒に行って来ました。 山頂付近の紅葉は今ひとつで、葉っぱが枯れて散り始めてる 状態でしたが、中腹のアンテナから水場付近は、ブナの黄葉が 見事でした。当初の狙いである、小屋直下から下ノ沢方向の 紅葉は今ひとつ…

霧のブナ林

奥会津にはブナ林が多い。なかでも、浅草岳のブナ平は、 個人的に好きな場所の1つ。入叶津口から山神の杉の祠を 越えて、つづら折りの急な登りを経る事、登山口から 二時間程だろうか。今までの急な地形が嘘の様な、ほぼ 平らで緩やかに山頂方向に広がる斜…

豪雨と雪食地形

普段テレビを見ない自分は、Webのニュースで、新潟・福島の両県で、 豪雨による河川の氾濫等で、かなり広範囲に渡って水害が発生し、 避難勧告が出されている事を知った。程なくして、只見町で土嚢を積んでいた方が無くなられたり、 金山の四季彩橋や只見線…

前沢集落

前沢集落は、南会津町前沢(旧舘岩村)にある、曲り家の集落。 戸数二十三戸の内、十戸が曲り家で、明治40年に全戸焼失する 大火により各戸が同一の大工集団により一時期に建築されたため、 整った統一的景観を今に残しています(南会津町観光情報より)。同…

夏の夜明け

夏のパートの始めを、雲海の夜明けにしようと、浅草岳に登った。奥会津の、特に只見川流域は、夜間が晴れると必ずと言って 良い程明け方が霧になり、日の出から2〜3時間は霧に覆われ てしまう。ならば、霧の上に出てしまおうと、撮影内容を、 里の風景と背…

夏の民家

奥会津での生活は、厳しく長い冬は、雪かきと屋内での手仕事等、 雪解けから初冬までの期間は、野外で田んぼや畑仕事等と 生活のパターンはくっきりと分かれる。人々は家の周辺に作物や花々を育て、生活を彩る。 金山で見つけたお宅は、幹線の道路から少し奥…

からむしの収穫(2)

続きです、・繊維のみにされたからむしは、束ねられて日陰で 乾燥します。 ・氷を纏うと称される例えは、糸にする前の、繊維の 段階でも、その片鱗を見せてくれています。 ・乾燥の済んだ、からむしの束 ・紡いだ糸 ↓ 糸を紡ぐ行程は、又後日

からむしの収穫(1)

夏の朝、背丈以上に伸びたからむしの収穫がはじまります。 ・1本1本鎌を使って手で刈り取り。 ・刈り取られたからむしは、葉っぱを取り除き茎のみにし、 長さを揃えられます。 ・揃えられたからむしの茎は束ねられ冷水に浸されます。 ・浸されたからむしの…

立葵

夏の此の時期に、奥会津に訪れると至る所で立葵の花を見かける事が出来る。 草丈2~3mはあるだろうか。自分が子供の頃は、至る所で見られた此の花も、 最近は市街地等ではお目に掛る事も少なくなったが、奥会津では健在である。 すらりと伸びた草の丈に深紅や…

雨の只見川

奥会津の四季を纏める上で、梅雨の時期の「雨の只見川」に 暫く取り組んでいた事があります。雨の季節は、濡れる事から外に出る事も 億劫になりがちですが、植物等の生き物は、豊かな水の恵みに生き々とし、 風景は、晴れの時とは違う、しっとりとした情景を…

今日は七夕

7月7日の今日は七夕。1年に1度、織姫と彦星が天の川を渡って逢瀬する事を 許された夜です。彦星は鷲座のアルタイル、織姫は琴座のベガですが、 天の川を挟んで隔てられた位置関係から、この様な言い伝えが生まれたの でしょうか。旧暦なら八月に入り天候も安…

霧の只見川2

大志の集落は、湖水の様に穏やかな水面を見せる只見川の川辺に、家々が寄り添う かの様に佇ずんでいる。この辺りの只見川は、三島の早戸辺りから、沼沢湖の周囲を ぐるりと巡る様に、ゆったりと流れている。この辺りは川を渡る鉄橋の上を走る 只見線や神秘的…

冷湖の霊泉

冷湖の霊泉は、駒止峠への旧道から峠の茶屋跡の裏を昭和村方面に抜けた 途中に有る。周囲はブナの原生林で覆われ、岩の間から湧き出た清水が 苔に覆われた岩の間を滝の様に流れ落ちている。奥会津には至る所に 湧き水や清水があり、地域の人々の潤いとなって…

蛍、

自然が豊かで、水のきれいな奥会津では、梅雨明けの近づく今の時期から お盆明け辺りまで、至る所で蛍を見る事が出来る。蛍は昼間は天気が良く、その後雷雨等でひと雨来た、蒸し暑い夕べに 多く見られると言う。日の入り後、辺りが薄暗くなって来ると、林の…

霧の只見川

只見川は、年間を通して川霧が出やすいが、梅雨時から秋の頃は、 特に多い。時に、川辺の集落や背景の険しい山々と共に、 時に、川の上を渡る只見線の下を。ゆったりと流れる只見川の川面を、 白い霧が漂っている風景は幻想的ですらある。霧の発生メカニズム…

桐の花

先週実家に帰省し、畑仕事をしていた時に 近くの田んぼの法面に桐の花が咲いているのを 見つけた。桐の花を見ると、三島から金山辺りの 風景を思い出す。実家近くの桐の木は、薄い紫と 白っぽい紫で、奥会津の様に美しい紫ではなかった。 山桜も、奥会津の物…

小満〜からむし焼

昨日、5月21日は二十四節気の第8「小満」の日。 奥会津の昭和村では、この日を目安に、からむし焼 と言って、畑に藁を敷いて、野焼きを行います。からむしは別名を苧麻とも言うイラクサ科の 多年生植物で、国の重要無形文化財に指定されている 「小千谷縮・…

会津駒ヶ岳

会津駒ヶ岳は、桧枝岐村の北に位置する標高2,133mの山。 登山口から中腹までは、ブナの樹林帯の急な登りになるが 中腹の水場を越える辺りからダケカンバやアオモリトドマツの 幾分緩やかな登りになり、駒の小屋直下や山頂付近〜中門岳の 稜線は、池塘の点在…

四月の三島へ、

もう10日程前になるが、ある人に会う為に奥会津の三島町に行って来た。 当日は雨の磐越道を西に向かい、坂下インターで高速道を下りて沼田街道を 只見方面に向かった。会津盆地では、平地には殆ど雪は無かったが、七折峠の トンネルを過ぎると、周囲の山々は…

googlemap

昨日のブログを書いている時に、地名を伺っていたので、被災前はどう言った 集落だったんだろうと、googlemapで地名を検索し、確認した。以前、すぐ北側の 北泉の海浜公園や海水浴場を撮影する為通っていたエリアなので、地図を見てるうちに 何となく、集落…

南相馬市、

震災の時は、次の日にレンタカーを借りて帰省し、実家の壊れ物の 片付けや家族の安否確認等をして戻って来たが、その後高速道路が 災害復旧車両向けになり一般車両が通れなかったり、鉄道も不通、 燃料等の影響もあり帰省出来ずじまいだった。つい先日、実家…

早春の田子倉

今は大震災の影響で、只見線も部分運行を余儀なくされている。 以前、4月の初めに田子倉に行った事がある。田子倉駅は、周囲と 隔絶されて居る為、冬の間は通過駅になっており、4月に入って 駅で乗降する事が可能になる。最初の目的は、稜線付近にテントを…

雪の中から、

もう10年以上も前の事になりますが、三島町の大林ふるさとの山で すてきな風景を目にしました。ここは三島町の郊外、4月の中下旬にもなると、4haもの山の斜面 一面にカタクリの花。その上には山桜の花が咲き、春の競演を見せて くれます。自分が見つけた…

春の訪れ、

今日から四月。都内ではそろそろ桜の便りが聞かれる頃です。 福島では一番開花時期の早いのが、いわきと福島で、例年だと 四月の上旬。浜通りではそこから北上、中通りでは南下して行き 中下旬頃に阿武隈山系と会津の平野部。そこから只見川の上流や 猪苗代…

HPに付いて、

今回作成したHPの内容に付いては、奥会津として1冊の本に纏めてみたいと 思っている内容になっています。奥会津の撮影自体は、80年代末から行っていましたが、最初から構成等を 考えて撮影した訳ではないので、結局は数枚を残して撮影し直しました。 アイデ…

奥会津について、

奥会津は、只見川流域の只見町 金山町 三島町 柳津町と支流野尻川の昭和村。 伊南川流域の檜枝岐村 伊南村 南郷村 館岩村の9町村からなりますが、伊南村 南郷村 館岩村は、現在旧田島町と合併されて、南会津町と呼ばれています。私がこの地を訪れる様になっ…

初めに、

今回HPを開設するにあたり、只、画像を公開するだけではなく、 撮影エリアの事、写真に関しての事や、日常の事等、閲覧して下さる方との 距離が近づけばと思い、ブログを始める事にしました。このHPを 訪れて下さる方々が、少しの間、このギャラリーページを…