冷湖の霊泉

冷湖の霊泉は、駒止峠への旧道から峠の茶屋跡の裏を昭和村方面に抜けた
途中に有る。周囲はブナの原生林で覆われ、岩の間から湧き出た清水が
苔に覆われた岩の間を滝の様に流れ落ちている。奥会津には至る所に
湧き水や清水があり、地域の人々の潤いとなっているが、冷湖の霊泉
(ひゃっこのれいせん)は、そのシチュエーションや水量の豊富さ等々から
会津の名水でも筆頭に挙げられると思う。道幅の狭い砂利道を延々と
行かなければならないので、辿り着くのはなかなか容易ではないが、
霊泉の流れ落ちる音を聞きながら、澄んだ空気に包まれてコーヒー等を淹れ、
暫し寛ぐのも、日常から少しの間離れ、心に潤いを取り戻す為には
非常に有益と思われる(笑)