2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

前沢集落

前沢集落は、南会津町前沢(旧舘岩村)にある、曲り家の集落。 戸数二十三戸の内、十戸が曲り家で、明治40年に全戸焼失する 大火により各戸が同一の大工集団により一時期に建築されたため、 整った統一的景観を今に残しています(南会津町観光情報より)。同…

夏の夜明け

夏のパートの始めを、雲海の夜明けにしようと、浅草岳に登った。奥会津の、特に只見川流域は、夜間が晴れると必ずと言って 良い程明け方が霧になり、日の出から2〜3時間は霧に覆われ てしまう。ならば、霧の上に出てしまおうと、撮影内容を、 里の風景と背…

夏の民家

奥会津での生活は、厳しく長い冬は、雪かきと屋内での手仕事等、 雪解けから初冬までの期間は、野外で田んぼや畑仕事等と 生活のパターンはくっきりと分かれる。人々は家の周辺に作物や花々を育て、生活を彩る。 金山で見つけたお宅は、幹線の道路から少し奥…

からむしの収穫(2)

続きです、・繊維のみにされたからむしは、束ねられて日陰で 乾燥します。 ・氷を纏うと称される例えは、糸にする前の、繊維の 段階でも、その片鱗を見せてくれています。 ・乾燥の済んだ、からむしの束 ・紡いだ糸 ↓ 糸を紡ぐ行程は、又後日

からむしの収穫(1)

夏の朝、背丈以上に伸びたからむしの収穫がはじまります。 ・1本1本鎌を使って手で刈り取り。 ・刈り取られたからむしは、葉っぱを取り除き茎のみにし、 長さを揃えられます。 ・揃えられたからむしの茎は束ねられ冷水に浸されます。 ・浸されたからむしの…

立葵

夏の此の時期に、奥会津に訪れると至る所で立葵の花を見かける事が出来る。 草丈2~3mはあるだろうか。自分が子供の頃は、至る所で見られた此の花も、 最近は市街地等ではお目に掛る事も少なくなったが、奥会津では健在である。 すらりと伸びた草の丈に深紅や…

雨の只見川

奥会津の四季を纏める上で、梅雨の時期の「雨の只見川」に 暫く取り組んでいた事があります。雨の季節は、濡れる事から外に出る事も 億劫になりがちですが、植物等の生き物は、豊かな水の恵みに生き々とし、 風景は、晴れの時とは違う、しっとりとした情景を…

今日は七夕

7月7日の今日は七夕。1年に1度、織姫と彦星が天の川を渡って逢瀬する事を 許された夜です。彦星は鷲座のアルタイル、織姫は琴座のベガですが、 天の川を挟んで隔てられた位置関係から、この様な言い伝えが生まれたの でしょうか。旧暦なら八月に入り天候も安…

霧の只見川2

大志の集落は、湖水の様に穏やかな水面を見せる只見川の川辺に、家々が寄り添う かの様に佇ずんでいる。この辺りの只見川は、三島の早戸辺りから、沼沢湖の周囲を ぐるりと巡る様に、ゆったりと流れている。この辺りは川を渡る鉄橋の上を走る 只見線や神秘的…

冷湖の霊泉

冷湖の霊泉は、駒止峠への旧道から峠の茶屋跡の裏を昭和村方面に抜けた 途中に有る。周囲はブナの原生林で覆われ、岩の間から湧き出た清水が 苔に覆われた岩の間を滝の様に流れ落ちている。奥会津には至る所に 湧き水や清水があり、地域の人々の潤いとなって…

蛍、

自然が豊かで、水のきれいな奥会津では、梅雨明けの近づく今の時期から お盆明け辺りまで、至る所で蛍を見る事が出来る。蛍は昼間は天気が良く、その後雷雨等でひと雨来た、蒸し暑い夕べに 多く見られると言う。日の入り後、辺りが薄暗くなって来ると、林の…

霧の只見川

只見川は、年間を通して川霧が出やすいが、梅雨時から秋の頃は、 特に多い。時に、川辺の集落や背景の険しい山々と共に、 時に、川の上を渡る只見線の下を。ゆったりと流れる只見川の川面を、 白い霧が漂っている風景は幻想的ですらある。霧の発生メカニズム…